口ほどにものを言う猫のしっぽ。不機嫌な時はブンブン叩きつけるように振り回し、怒ると大きくなる。猫も犬と同様しっぽでコミュニケーションをとったりとします。ですが猫のしっぽをよく見ていると犬より凄い役割をしていることが分かります。数年前しっぽを車で引かれてしまった猫がいました。直ぐに、近くの病院へ連れていきましたが目立った外傷もなく元気に日常を送っていたのですが1か月くらいして体に麻痺が出て、その時はじめて猫のしっぽがいかに重大か知ることになったりました。
猫のしっぽの構造と役割
猫のしっぽの構造と注意点
猫のしっぽは尾椎(びつい)というしっぽを支える小さな骨18個から23個と大きく動かすための4つの筋肉と細かく動かす8つの筋肉で成り立っています。そして猫のしっぽは馬尾(ばび)をとおり脊髄に直接つながっている為 とてもデリケートで痛みも感じやすく、引っ張られたり踏まれたりすると内臓や神経障害などを起こす恐れがありますので絶対に引っ張ったり乱暴に扱ってはいけない。
また高いところや狭い場所、暗いところでバランスを取るのにとても重要な役割をしています。
しっぽの役割。子猫にはおもちゃ?
子猫が自分のしっぽを追いかけて遊ぶ姿を見て、胸がキュンキュンなった飼い主さんも多いと思いますが、子猫は自分のしっぽだとちゃんと認識があり遊んでいます。子猫の頃は好奇心旺盛ですから自分が動くと一緒に動いてくれるしっぽはとても手軽な遊び道具で捕まえては噛み々したりするのも手を上手に使う練習にもなっているのではないかと思います。
ですが、大人になっても必要以上に、しっぽを追いかけたり噛んだりするのは注意が必要で、皮膚炎などで痒みがあったり脳の障害などが隠れている場合もあるので気になるようなら病院へ連れて行ってあげてください。
しっぽで表す感情
猫のしっぽは感情を表したりマーキングやバランスをとったりと様々な役割をしています。では、しっぽの動きについて一緒に考えていきたいと思います。
しっぽをピーンと立てる。
飼い主さんが外出先から帰って来た時、しっぽをピーンと立ててお出迎えして足にまとわりつく姿はとてもかわいいですよね。これは帰って来たことが嬉しかったり安心できた時の動きで、甘えて触って貰いたかったりご飯のおねだりをしていたり気持ちの表れになります。
少し立てて左右にゆらゆら揺らす。
見ての通りだと思いますが、気持ちに余裕があり、とても気分がよくリラックスしている時の表現です。たまに寝ている時にもゆらゆら揺らすのを見ますがきっと素敵な夢でも見ているんだと思います。
ですが注意 寝ている時など叩きつけるように揺らす場合は、イライラしていて怒る寸前かめんどくさい気持ちの表れです。
では怖い時や怒っている時はどんな動きをするの?
怒っている時や驚いて怖い時は、こんなに大きなしっぽしてたの?ってくらい膨らまし威嚇をします。この時ばかりは体全体の毛が逆立った状態になってしまいます。
喧嘩に負け敗北宣言したり怖かったりしたら足の間にしっぽを直してしまいます。服従のポーズです。
体にしっぽを巻き付けている時
この時は少し飼い主さんに注意してもらいたいのが落ち込んでいたり、寒く体を温めているだけならそこまで心配はないと思いますが(それでもケアーはしてあげてくださいね)、体調が悪い時もありますので長時間同じ体制でいたりしている時は病気を疑い病院へ連れて行ってください。

さいごに
猫のしっぽってある意味、私たちとコンタクトを取るための司令塔の役割も果たしていると思いませんか?これからは注意深く見ていくと猫の気持ちが今よりもっと分かってあげられるかもしれませんね。
それでは、今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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